一般社団法人 自己分析理論協会

自己分析の重要性

本日は自己分析の重要性について書きたいと思います。

ケーススタディ
ある経営者さん(以下、Aさん)がいました。
Aさんは、仲間と共に会社を経営していましたが、会社から人がいなくなってしまいました。
Aさんは、一生懸命働いて利益を出せば仲間がついてくる。皆救われると思っていました。
他方、他の仲間はそうではなかったのです。

この問題は何故起きたのでしょうか。それは、意思疎通が十分ではなく、組織の考え、価値観を統一出来ていなかったからだと言えます。
1人1人のやりたい事は違います。経営者はそれを把握し、マネジメントしなければなりません。考えがバラバラの状態で経営してしまっても上手くいかないという事がよくわかりますね。

対策
①思い込みを無くす
この問題から、Aさんが学んだ大きな事は、「思い込み」は危険だという事です。
自分が大事だと思う事は、他の人にも重要なんだ…
自分が必要だと思う事は、他の人にも必要なんだ…
勿論そういう場合もありますが、そうでない場合もあるという事を認識し、よく考えなければなりません。

②コミュニケーション
「思い込み」を無くし、相手と「コミュニケーション」を取る事が重要です。
自分と相手の思考回路は違います。自分にない思考をしている事はよくあります。
このギャップのすり合わせをしておかなければ、先の例のように、組織が分解してしまう事はあり得ます。

自己分析の必要性
「思い込みを無くす」とはどうしたらよいのでしょうか。
この時に役に立つのが自己分析です。
自分の考え方、優れている点、劣っている点、見えている点、見えていない点等の、能力や傾向、現状や課題を洗い出す事が出来ます。
分析が出来ていれば、自分にとって当たり前な事でも、周りの人にとって当たり前でない事に気づく事が出来ます。
逆に、自分にとって当たり前でない事が、周りの人にとって当たり前な事にも気づく事が出来ます。
これを認識する方法が自己分析であり、認識する事が「思い込みを無くす」事なのです。
思い込みとは視野が狭窄した状態であり、考え方を広げるのが難しい状態です。本人はそれが正しいと信じているからです。
自分に不足している事はないか、見落としている事はないか、客観視して見つめ直す自己分析が重要な事がよくわかりますね。

自己分析をして、思い込みが無い、視野の広い状態で、相手と「コミュニケーション」をしましょう。
そうすれば、仕事でもプライベートでも、今まで見えなかった相手の事や、相手が言いたい事が見えてくるはずです。

客観的な視点(メタ認知)
人は実際に体験した事から学習する事が出来ます。
しかし、知識だけでは自分の物差しでしか考える事が出来ません。所謂視野が狭い状態だと言えます。
だから、客観的な視点(メタ認知)が必要なのです。
第三者の目線があれば、事実を俯瞰的に見て分析をする事が可能です。

これは自己分析においても同じ事が言えます。
視野を広げる為に自己分析をしたいのに、視野の狭い自分1人・自分の主観だけで自己分析をしても視野を広げる事が難しいでは本末転倒ですよね。
自己分析をしてくれる第三者がいた方が、分析を効率的に進める事が出来るという事です。

我々は、自己分析の専門家集団です。
この記事を読んで少しでも、自己分析の必要性を感じて頂けたら幸いです。
自己分析でお悩みの方がおられましたら、気軽にご相談ください。