一般社団法人 自己分析理論協会

メタ認知と仕事

本日は、メタ認知と仕事について話をしたいと思います。

メタ認知とは
メタ認知とは?kaonavi
>「メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、
>つまり「認知していることを認知する」こと…

仕事とメタ認知
仕事において、メタ認知能力は重要です。
「なかなか商品が売れない」
「興味すら持ってもらえない」
「結果に波がある」
仕事を頑張っているのに結果が出ないという人をよく見ます。

仕事とは、
お金を稼ぐ為に手持ちのものをどうにか売りつけることではないです。
基本は「相手の悩み解決をして、対価として報酬をもらう」ことです。
この基本を理解できていない方が多く感じます。

「あなたの悩みを解決するにはこんな方法があるよ」と言ってくれる人と、
「わたしが利益を上げるためにお金を払ってください」と言う人と、
あなたはどちらの人と契約したいと思うでしょうか。

メタ認知能力が高い人・低い人
>メタ認知能力が高い人の場合
自分を客観的に分析する事が出来ます。

相手と諍いがあったとき、ただ腹を立てるだけでなく、
「どうして相手が怒ったのか」
「自分に非はなかったか」等
このように客観的に考え、分析する事ができます。

>メタ認知能力が低い人の場合
自分を客観的に分析する事が出来ません。

相手と食事に行くとき、
相手の希望は一切考えずに、
「自分が好きだから」という理由でラーメン屋に連れていく、といった行動を取ります。

先の仕事の例に当てはめてみると、以下のようなイメージになると思います。
メタ認知能力が高い人
「相手がこんな目的・考えがあって、今こんな悩みがあるからこういう提案をしてみよう。」
メタ認知能力が低い人
「相手の状況は関係ない。自分の商品を売る為に、自分の商品の長所をとにかく説明しよう。」

分析をしよう
相手に寄り添った提案をする為には、事前の分析は必須です。

例えば、
自分が扱っている商品を欲している人は、
・どこにいるのか?
・どんな年齢層なのか?
・どこの地域の人なのか?
・性別は? 等

これらが明確になっているだけでも、欲していない人に無理やりプレゼンをするという愚は避けられるというわけです。
必然、ポイントを絞って質問をして必要な情報を引き出す事が出来るでしょう。

もし仕事が上手く行っていない場合、自分のメタ認知が低い状態になっていないか考えてみると事態が好転するかもしれません。
その為に、一度自己分析に取り組んでみてはいかがでしょうか。