一般社団法人 自己分析理論協会

目的って何だろう

世の中はワールドカップ真っ最中です。
今回はサッカーを例に交えて考えてみましょう。

サッカーとは…
世界で最も競技人口の多いスポーツがサッカーです。ボール1つとゴール2つか、それに近いものがあれば誰でもどこでもできます。
サッカーのルールを簡単に言うと「手を使わずに、制限時間内に相手より多くゴールを取った方が勝ち」です。

ルールは至ってシンプルですが、お国柄や監督や選手の志向によって試合の内容は大きく変わります。
そして、そこに正解はありません。サッカーの誕生から数百年経った今でも完璧なサッカーなど存在しないのです。
自分はサッカーで何を表現したいのかを突き詰めることがサッカーにおける多様性であり、魅力です。

仕事や生活においても同じようなことが起こります。

自分が重視する事は何か?
災害にさらされず自然環境の影響を少なくして、安全に寿命を延ばすことが生活の目的ならば、高温多湿で地震の多いこの国に住むのは非効率です。
賃金を得ることだけが仕事や勉強の目的ならば、その最短距離だけの努力でいいのです。

しかし、現実はどうでしょうか。
地震が多いからというだけの理由で、日本から海外に移住する人は少ないと思います。
賃金が得られればどんな仕事でもOKと言う人も少ないと思います。

これは自分の中に、
地震以外に住むところを選択する物差しがあり、日本に暮らす理由が強いから日本で暮らしているのです。
賃金は欲しいけど、これはやりたくない等の理由があるから限定されるのです。

目的って何?
ここで辞書を引いてみましょう。
目的とは
> 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。
目標とは
>そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。

達成すべき事が目的であり、目標はその目印です。
目的が明確でなければ、目標を設定する事は難しいと言えるでしょう。

自分がやりたい事、重視する事、つまり目的を見出さないまま何らかの行動をする事は効率的であるとは言えません。
就活、恋愛、仕事、その他…何か取り組む前に、
・何故それをするのか(目的)
・それを達成するためにまずはどこを目指すのか(目標)
これらを明らかにして行動をする事が、結果を出す秘訣ではないでしょうか。

自分の目的を考えてみよう
冒頭のワールドカップで活躍するサッカー選手であっても、
「なんとなく気づいたらサッカー選手になっていた」という人はいないでしょう。

目的を明確に意識する事によって、結果はついてきます。

目的を明確に可視化出来るのが自己分析だと言えます。
人によって違うと思いますが、
「自分の目指すべき地点・やりたい事(目的)」とは何なのか、考えてみましょう。
それが見えてくれば、自ずとそれには何が必要なのか(目標)も見えてくるはずです。

頑張っているけど結果がいまいちでないと悩んでいる方がいましたら、
自分が何故それを頑張っているのか、原点に返ってみるのも良いのではないでしょうか。